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手首・手・指の症状・疾患

ばね指の原因と整体・マッサージ

ばね指は、整体・マッサージが症状の改善に効果的な施術方法です。
消炎鎮痛の効果がある塗り薬を塗りながらマッサージのように、ばね指の原因となっている緊張している筋肉を指で押して、筋肉の緊張を緩めて、ばね指の原因となっている腱や腱鞘の炎症を抑える施術が効果的です。
関節の動きを良くする運動療法も併せて行うとより効果的です。
また、ばね指が起こる原因を理解し、日常生活を気を付けて症状を軽減させることも、整体・マッサージの施術を受けるのと同時に大切なことです。

ばね指の症状とメカニズム

ばね指で腱が引っかかる所のイラスト

ばね指は、指を曲げたときに手のひらの指の付け根のあたりがカクッと引っかかりを感じます。
親指・中指・薬指が発症しやすいですが、他の2つ指でも発症することがあります。

  • 症状が軽い場合は、指を曲げたときに少し引っかかりを感じる程度で、痛みもありません。

  • 症状が強くなると、指を曲げたときのカクッと引っかかるのと同時に痛みを伴い、指が曲がったまま戻らなくなります。
    ばね指が起こった反対の手で、指を伸ばした状態に戻そうとすると、引っかかりが取れて、ガクンと指が元に戻ります。

その元に戻るときに、ばねが縮んだ状態から勢いよく伸びるときのように、引っかかりが勢いよく取れるので、ばね指といいます。

手のひらの指の付け根あたりに、指を曲げる作用がある細い腱が通っています。その腱の周りには、腱鞘(けんしょう)という腱を包む鞘(さや)があります。
その腱鞘の中は、腱が指の曲げ伸ばしのときにスムーズに動くことができるように、潤滑液で満たされています。
ばね指は、腱鞘が炎症により肥厚してしまい、腱が指を曲げたときに肥厚した腱鞘の中で引っかかることで起こります。また、腱の炎症により腱にコブのような出っ張りができ、そのコブが腱鞘の中で引っかかることで起こります。
ばね指は、腱鞘に炎症が起きるため腱鞘炎の一種です。

ばね指の症状が強く現われている場合には、一度整形外科で診てもらったほうがいいです。症状が強い場合には、手術をすることがあります。
患者様の症状を確認しながら必要な場合は、整形外科を御紹介します。
症状が軽い場合や整形外科で手術をしなくても大丈夫と診断された場合は、整体・マッサージが効果的です。

ばね指以外で腱鞘炎が起きやすい部位としては、手首の手の甲側の中間あたり・手首の手のひら側の中間あたりが腱鞘炎が起きやすいです。
手首の親指寄りのところの腱鞘炎は、特に腱鞘炎が起きやすい場所なので、ドケルバン病という名前が付けられています。

腱鞘炎・ドケルバン病の原因と整体・マッサージは、別のページで紹介しています。

ばね指の原因と気を付けること

ばね指の原因を理解する

</p> <p>ばね指の原因
  • 妊娠中の女性や更年期以上の年齢の女性が発症することが多いです。
    妊娠や閉経後の女性ホルモンの乱れが原因となっていると考えられます。

  • 糖尿病や透析をしている人も発症しやすいです。

  • 仕事やスポーツで指を使い過ぎて、腱や腱鞘に炎症が起きて発症することもあります。

日常生活を気を付けて症状を軽減させる

</p> <p>日常生活で気を付けること
  • 手が冷えると腱の動きが悪くなり症状が強くなるため、手が冷えないように気をつける。
    特に、水仕事のときは冷たい水を使わない。または、ゴム手袋をつけて水仕事をする。

  • ばね指の症状がでている方の手で、重たいものを持たない。

  • ばね指の症状がでている方の手を使って、細かい作業を長時間行わない。

  • 親指のばね指の場合は、第一関節を曲げたときにばね指の症状が現れます。第二関節だけ曲げてもばね指の症状はでません。
    ですので、第一関節を深く曲げる動作をなるべく避ける。

  • 親指以外の指のばね指の場合は、第一・第二・第三関節を同時に深く曲げたときにばね指の症状が現れます。
    ですので、第一・第二・第三関節を同時に深く曲げる動作をなるべく避ける。

などの気を付ける点があります。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった日常生活の過ごし方を見つけることが大切です。

ばね指の施術のポイント

ばね指の施術のポイントは、主に4つあります。

ばね指の原因となっている腱や腱鞘

手のひらの骨と腱のイラスト

ばね指の症状がでている各指の手のひらの指の付け根に、ばね指の原因となっている腱や腱鞘があります。(画像の『ばね指の場所』)

長母指屈筋(ちょうぼしくっきん)

長母指屈筋のイラスト

長母指屈筋は、前腕の手のひら側の親指寄りのあたりから出て、下に伸び、手首あたりで筋肉から腱に変わり、親指の先に付いている筋肉です。
長母指屈筋は、親指の第一関節と第二関節を曲げる作用があります。

浅指屈筋(せんしくっきん)

浅指屈筋のイラスト

浅指屈筋は、前腕手のひら側の上部から出て、下に伸び、手首あたりで筋肉から腱に変わり、親指以外の4本の指の第二関節と第一関節の間に付いている筋肉です。
浅指屈筋は、親指以外の4本の指の第二関節と第三関節を曲げる作用があります。

深指屈筋(しんしくっきん)

深指屈筋のイラスト

深指屈筋は、前腕手のひら側の上部から出て、下に伸び、手首あたりで筋肉から腱に変わり、親指以外の4本の指の第一関節と指先の間に付いている筋肉です。
深指屈筋は、親指以外の4本の指の第一関節と第二関節と第三関節を曲げる作用があります。

ばね指の整体・マッサージ

施術方法

問診や理学検査により、ばね指かどうかを正確に鑑別し、上記のばね指の施術のポイントを触診により、的確に見つけ出します。
そして筋肉の場合は、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、ばね指の症状が軽減します。
手のひらの腱や腱鞘は、腱や腱鞘の部分を消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながら揉むようにしてマッサージします。そうすることで、腱のコブや腱鞘の肥厚が軽減され、ばね指の症状も軽減されます。
患者様によって快適に感じるマッサージの強さが違うため、患者様とコミュニケーションを取りながら、一人一人に合ったマッサージを提供することが大切です。

前腕と手のマッサージは、仰向けの姿勢でマッサージします。
施術者は親指を使ってマッサージし、前腕や手のどの筋肉や腱・腱鞘を押しているのかを意識しながら施術します。
細かい筋肉や腱・腱鞘を意識しながら施術することで効率良く症状を改善させることができます。

また、マッサージと併せて指の関節の可動域を広げる運動療法も行います。
指の関節の骨と骨の間を広げるようにして、指の関節を動かす運動療法を行います。そうすると、腱鞘の中を通る腱の動きが良くなり、腱鞘の炎症が治まり、ばね指の症状が軽減されます。

指の関節の運動療法も、仰向けで行います。
指の関節の骨と骨の間を広げるように指を引っ張りながら、指の関節を曲げたり伸ばしたり前後に動かす運動療法を行います。
指の関節の構造を意識しながら施術することで効率よく症状を改善させることができます。

施術頻度

施術の頻度は症状によって異なります。

  • 症状が強い場合は、初めは毎日続けて施術できるといいです。

  • 症状が軽い場合は、初めは1日おきに施術できるといいです。

施術を続けると症状が改善してくるので、経過をみながら施術の頻度を少なくしていきます。
症状が軽い場合だと、1か月程で症状が改善されます。
症状が強い場合は、症状の改善に3か月程かかることもあります。

当院では、整体・マッサージの施術時間を10分 1,800円〜、時間を自由に決めることができ、施術時間を+10分延ばすごとに、+1,800円で施術します。

鍼灸治療を併用して施術効果を高める

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。
鍼は、整体・マッサージでは届かない身体の奥の筋肉や腱・腱鞘に直接アプローチができ、より筋肉の緊張が緩和され、血流がよくなり、腱のコブや腱鞘の肥厚が軽減され、鎮痛効果が期待できます。
お灸は、熱刺激で温めることによって、腱の動きが良くなり、より血流が良くなります。
患者様と相談をしながら、整体・マッサージのみで施術をするか、鍼やお灸も併用して施術をするかを決めていきます。

当院では鍼の自費施術は、本数を1~5本 1,800円〜、本数を自由に決めることができ、本数を+2本増やすごとに、+900円で施術します。
お灸の自費施術は、8個まで 1,800円~、個数を自由に決めることができ、個数を+1個増やすごとに、+200円で施術します。
鍼とお灸は続けて施術をする場合、健康保険を使って施術することができます。健康保険を使うことで、自費施術よりも料金を安く抑えることができます。

まとめ

以上のことから、ばね指の原因を理解して、日常生活を気を付けて症状を軽減させることが大切です。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった日常生活の過ごし方を見つけることが大切です。

ばね指の施術のポイントは、主に4つあります。
筋肉の場合は、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、ばね指の症状が軽減します。
腱や腱鞘は、腱や腱鞘の部分を消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながら揉むようにしてマッサージします。そうすることで、腱のコブや腱鞘の肥厚が軽減され、ばね指の症状も軽減されます。

また、指の関節の骨と骨の間を広げるようにして、指の関節を動かす運動療法を行います。そうすると、腱鞘の中を通る腱の動きが良くなり、腱鞘の炎症が治まり、ばね指の症状が軽減されます。

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。

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