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太もも・膝・下腿の症状・疾患

変形性膝関節症(膝の痛み)の原因と整体・マッサージ

変形性膝関節症は、整体・マッサージが症状の改善に効果的な施術方法です。
消炎鎮痛の効果がある塗り薬を塗りながらマッサージのように、変形性膝関節症の症状の原因となっている緊張している筋肉を指で押して、筋肉の緊張を緩めて、膝関節の炎症を抑える施術が効果的です。
膝関節の可動域制限が起きている場合は、膝関節の動きを良くするための運動療法を併せて行うと効果的です。
また、変形性膝関節症が起こる原因を理解し、その原因を改善することも、整体・マッサージの施術を受けるのと同時に大切なことです。

変形性膝関節症の症状とメカニズム

変形性膝関節症のイラスト

変形性膝関節症は、膝関節の変形により骨と骨の間が狭くなり、膝関節の骨と骨の間のクッションの役割をする軟骨がすり減ってしまい、痛みが現れます。
膝関節の変形は、基本的に膝の内側に起こります。変形により膝関節の内側に痛みが現れ、膝関節の変形や痛みの影響で膝関節の可動域制限が起こります。また、痛みや可動域制限により太ももの筋肉が緊張することで、痛みや可動域制限がさらに強くなります。

変形性膝関節症の症状の程度は、人によって異なります。

  • 症状が軽い場合は、階段を下るときに痛い方の脚に体重を乗せると膝の内側が痛みます。
    また、正座やしゃがむ動作で膝を深く曲げると痛みを伴います。

  • 症状が強い場合は、階段だけではなく、平らなところを歩くときにも膝の内側が痛みます。
    また、膝を曲げる動作の可動域制限が強くなり、膝を90度くらい曲げただけで痛みを伴い、それ以上は曲げることができません。
    O脚がひどくなり、左右の膝の間に大きな隙間ができてしまいます。また、長座や仰向けで寝た姿勢のときに膝が伸びきらずに、膝と床の間に隙間ができます。

膝関節の可動域制限が強く、歩くときの痛みも強い場合は、一度整形外科で診てもらったほうがいいです。症状が強い場合は、手術をする場合もあります。患者様の症状を確認しながら必要な場合は、整形外科を御紹介します。
手術をするほどでなければ、整形外科での診察や治療を受けながら、整体・マッサージの施術を併用するのをおすすめします。
膝関節の可動域制限がそこまで強くなく、歩くときの痛みも強くない場合は、整形外科に行かなくても整体・マッサージの施術だけでも効果的です。

変形性膝関節症の原因と改善方法

変形性膝関節症を改善するには原因を理解する

</p> <p>変形性膝関節症の原因
  • 左右の太ももの間を閉じる作用がある太ももの内側の筋肉の筋力が弱くなっているため、左右の太ももの間が空いて、O脚になっている。

  • 膝を伸ばす作用がある太ももの前側の筋肉の筋力が弱くなっているため、膝が最後まで伸びきらず曲がった状態になっている。

  • 肥満傾向で、歩いたり立ち上がったりするときに、重い体重を支えなければいけないため膝関節に負担がかかる。

  • 過去に膝関節の骨と骨の間にある半月板や靭帯の損傷の経験や加齢により、膝関節の軟骨に弾力がなくなり、軟骨が擦り減った。

などの原因が考えられます。
原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、膝関節に負担がかからない方法を理解することが大切です。

原因を理解できたらそれを改善する

</p> <p>変形性膝関節症の改善方法
  • 太ももの内側の筋肉は、自宅で左右の太ももの間に柔らかいボールを入れて挟む運動やスポーツジムで太ももの内側を鍛えるマシンを使って筋肉を鍛える。

  • 太ももの前側の筋肉は、自宅でスクワットやスポーツジムで太ももの前側の筋肉を鍛えるマシンを使って筋肉を鍛える。

  • 肥満傾向の人は、体重を減らして膝関節に負担がかからないようにする。

  • 半月板や靭帯の損傷の経験や加齢により軟骨が擦り減った人は、太ももの前側や内側の筋肉を鍛えて、膝関節に負担がかからないようにする。

などの改善方法があります。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった改善方法を見つけることが大切です。

変形性膝関節症の症状の原因となる筋肉

変形性膝関節症では、太ももの筋肉が緊張することで膝の痛みの原因になリます。太ももの筋肉にトリガーポイント(痛みの引き金となる筋肉のポイント)というものができ、その筋肉を押すと、膝の周りに、ジワーっと響く感じがあります。その筋肉の緊張を緩和させることで膝の痛みが改善されます。
変形性膝関節症の症状の原因になる筋肉は、3種類あります。

大内転筋(だいないてんきん)

大内転筋のイラスト

大内転筋は、骨盤の下の方から出て、斜め下外側に伸びて太ももの骨の中間よりやや上の内側から膝のやや上の内側までの間に付いている筋肉です。
大内転筋は、左右の太ももの間を閉じる作用があります。ですので、大内転筋の筋力が低下するとO脚になります。また、画像の『ポイント』(太ももの内側の膝に近いところ)が緊張すると膝の痛みのトリガーポイントができます。

内側広筋(ないそくこうきん)

内側広筋のイラスト

内側広筋は、太ももの骨の上部の内側から出て、下に伸び、膝のお皿のところで腱に変わり、お皿の下の骨の出っ張りに付いている筋肉です。
内側広筋は、膝を伸ばす作用があります。ですので、内側広筋の筋力が低下すると膝が最後まで伸びなくなります。
また、画像の『ポイント』(太もものやや内側の膝に近いところ)が緊張すると膝の痛みのトリガーポイントができます。

大腿直筋(だいたいちょっきん)

大腿直筋のイラスト

大腿直筋は、股関節の前側あたりから出て、下に伸び、膝のお皿のところで腱に変わり、お皿の下の骨の出っ張りに付いている筋肉です。
大腿直筋は、膝を伸ばす作用があります。ですので、大腿直筋の筋力が低下すると膝が最後まで伸びなくなります。また、画像の『ポイント』(太ももの前側の中間部あたり)が緊張すると膝の痛みのトリガーポイントができます。

</p> <p>大内転筋・内側広筋・大腿直筋の『ポイント』にトリガーポイントができる原因
  • 筋力が低下したことで『ポイント』の部分にある筋肉がちょっとした動作や姿勢で負担がかかりやすくなり、筋肉が緊張する。

変形性膝関節症の整体・マッサージ

施術方法

上記の変形性膝関節症の症状の原因となる3種類の筋肉の中から、問診や触診により、膝の痛みの原因になっているトリガーポイント(痛みの引き金となる筋肉のポイント)を的確に見つけ出します。
そしてその筋肉に、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、膝の痛みのでているところにジワーっと響くらいで、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。また、膝の周りは、消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながらマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、膝の炎症が治まり、膝の痛みが軽減されます。
患者様によって快適に感じるマッサージの強さが違うため、患者様とコミュニケーションを取りながら、一人一人に合ったマッサージを提供することが大切です。

太ももと膝のマッサージは、仰向けの姿勢でマッサージします。
施術者は親指を使ってマッサージし、太もものどの筋肉を押しているのかを意識しながら施術します。
細かい筋肉を意識しながら施術することで効率良く症状を改善させることができます。

また、マッサージと併せて膝関節の可動域を広げる運動療法も行います。
膝関節の骨と骨の間を広げるようにして、少し痛みがでるくらいの範囲まで膝関節を動かす運動療法を行います。そうすると、膝関節の動きがスムーズになり、可動域が改善され、痛みが軽減されます。

膝関節の運動療法は、仰向けの姿勢で行います。
膝関節の骨と骨の間を広げるように膝の下を引っ張りながら、膝関節を曲げたり伸ばしたりする運動療法を行います。
膝関節の構造を意識しながら施術することで効率よく可動域を改善させることができます。

炎症が強い場合は、アイシングをして熱感や腫れを抑えます。

施術頻度

施術の頻度は症状によって異なります。

  • 症状が強い場合は、初めは週に2・3回施術できるといいです。

  • 症状が軽い場合は、初めは週に1回施術できるといいです。

施術を続けると症状が改善してくるので、経過をみながら施術の頻度を少なくしていきます。

当院では、整体・マッサージの施術時間を10分 1,800円〜、時間を自由に決めることができ、施術時間を+10分延ばすごとに、+1,800円で施術します。

テーピングで膝関節と筋肉を補強する

痛みや膝関節の可動域制限が強く、熱感や腫れなどの炎症が強い場合は、テーピングをすることで膝関節や太ももの筋肉の働きを補うことができ、症状の改善が早くなります。

当院では、テープを使った長さにより、100円~500円で施術します。

鍼灸治療を併用して施術効果を高める

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。
鍼は、整体・マッサージでは届かない身体の奥の筋肉に直接アプローチができ、変形して痛みがでている膝関節を刺激することができます。そのため、より筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、変形して痛みのでている膝関節の鎮痛効果が期待できます。
お灸は、熱刺激で温めることによって、より血流が良くなります。
患者様と相談をしながら、整体・マッサージのみで施術をするか、鍼やお灸も併用して施術をするかを決めていきます。

当院では鍼の自費施術は、本数を1~5本 1,800円〜、本数を自由に決めることができ、本数を+2本増やすごとに、+900円で施術します。
お灸の自費施術は、8個まで 1,800円~、個数を自由に決めることができ、個数を+1個増やすごとに、+200円で施術します。
鍼は続けて施術をする場合、健康保険を使って施術することができます。健康保険を使うことで、自費施術よりも料金を安く抑えることができます。

まとめ

以上のことから、変形性膝関節症を治す近道は、原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、膝関節に負担がかからない方法を理解することが大切です。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった方法を見つけることが大切です。

変形性膝関節症の症状の原因になる筋肉は、3種類あります。
変形性膝関節症の症状の原因になっている筋肉を見つけ出し、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、膝の痛みのでているところにジワーっと響くらいで、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。また、膝の周りは、消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながらマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、膝の炎症が治まり、膝の痛みが軽減されます。

また、マッサージと併せて膝関節の可動域を広げる運動療法も行います。
膝関節の骨と骨の間を広げるようにして、少し痛みがでるくらいの範囲まで膝関節を動かす運動療法を行います。そうすると、膝関節の動きがスムーズになり、可動域が改善され、痛みが軽減されます。
施術の頻度は症状によって異なります。

炎症が強い場合は、アイシングをして熱感や腫れを抑えます。

痛みや膝関節の可動域制限が強く、熱感や腫れなどの炎症が強い場合は、テーピングをします。

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。

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