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腰・背中・脇・股関節の症状・疾患

脊柱管狭窄症の原因と整体・マッサージ

脊柱管狭窄症は、整体・マッサージが症状の改善に効果的な施術方法です。主に、マッサージのように、緊張している筋肉を指で押して、筋肉の緊張を緩めるような施術が効果的です。
また、脊柱管狭窄症が起こる原因を理解し、その原因を改善することも、整体・マッサージの施術を受けるのと同時に大切なことです。

脊柱管狭窄症の症状とメカニズム

脊柱管狭窄症のイラスト

脊柱管狭窄症は、首から腰にかけての背骨の中に脊柱管というトンネルのような空間があります。そのトンネルの中には、神経が通っており、腰にある背骨の腰椎や腰椎の周りの組織が変形したり、肥厚することでトンネルの中が狭くなります。腰のトンネルのところには、脚の感覚を支配する神経が通っているため、トンネルが狭くなったことで、脚にしびれや痛みを伴います。

脊柱管狭窄症の特徴的な症状として、間歇性跛行(かんけつせいはこう)という症状があります。間歇性跛行は、しばらく歩くと脚にしびれや痛みがでてきて歩けなくなります。そのときに、前屈をするように腰を前に曲げる動作や椅子に腰を掛けて、腰を前に曲げる姿勢になると、脚のしびれや痛みが収まるのが特徴です。
歩くときの腰をまっすぐ伸ばす姿勢が脊柱管の中をより狭くするため、神経を刺激してしびれや痛みが強くなります。腰を前に曲げる姿勢をすると、脊柱管の中が広くなるためしびれや痛みが収まります。

  • 症状が軽い場合は、続けて30分くらいの長い時間歩き続けると、脚に違和感を感じるが、少し休むと元に戻るくらいの症状です。

  • 症状が強い場合は、100mくらいの短い距離を歩いただけでもしびれや痛みで歩けなくなり、腰を前屈させたりしばらく椅子に腰をかけると、しびれや痛みが少し治まります。

脊柱管狭窄症の症状が強い場合には手術が必要な場合があります。ですので、一度整形外科などの医療機関で検査を受けたほうがいいです。患者様の症状を確認しながら必要な場合は、整形外科を御紹介します。
症状が強くても手術の必要がないと判断された場合は、医療機関で治療をしながら、整体・マッサージの施術を併用するのをおすすめします。
症状が軽い場合は、医療機関に行かずに整体・マッサージの施術のみでも効果があります。

脊柱管狭窄症以外で脚にしびれが起こる他の原因としては、坐骨神経痛・変形性腰椎症などがあります。また、腰痛が脚のしびれの原因になることもあります。

腰痛・坐骨神経痛・変形性腰椎症・足のしびれの原因と整体・マッサージは、別のページで紹介しています。

脊柱管狭窄症の原因と予防方法

脊柱管狭窄症を予防するには原因を理解する

脊柱管狭窄症の原因

  • 重い荷物を持ち上げたり下ろしたりすることが多く、腰に負担がかかる。

  • 立っているときや歩くときに、腰が前に曲がっていたり、逆に腰が後ろに反り過ぎているなど姿勢が悪い。

  • 長年の腰に負担のかかる動作や姿勢により、腰椎の変形や腰椎の周りの組織が変形したり、肥厚して脊柱管が狭窄した。

などの原因が考えられます。
原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、腰やお尻・脚に負担かかからない姿勢や動作を理解することが大切です。

原因を理解できたらそれを予防する

脊柱管狭窄症の予防方法

  • 下に置いてある重い荷物を持つときは、前かがみになって持つのではなく、必ずしゃがんで腰を落として持ち上げる。
    下ろすときも前かがみで下ろすのではなく、しゃがんで下ろす。

  • 立っているときや歩くときに、腰が前に曲がる人は、腰や背中の筋肉の緊張が強いため、無意識に緊張している筋肉を伸ばすために腰を前に曲げている場合が多いです。
    その場合は、腰や背中の筋肉の緊張が緩和されると自然と腰が伸びるので、上半身の動きを伴う体操や運動をして、腰や背中の筋肉の緊張を緩和させる。

  • 立っているときや歩くときに、腰が後ろに反り過ぎている人は、身体の後側にある腰の筋肉に対して、身体の前側にある腹筋の筋力が弱くなっています。そのため、腰の筋肉が常に収縮した状態になり、腰が後ろに反ってしまいます。
    その場合は、腹筋と腰の筋肉の筋力をバランス良くするために、腹筋を鍛える。

などの予防方法があります。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった予防方法を見つけることが大切です。

脊柱管狭窄症の原因となる筋肉

脊柱管狭窄症は、腰にある脊柱管が狭窄されたことが一番の原因ですが、しびれや痛みの影響で、腰やお尻・脚に力が入って筋肉が緊張し、しびれや痛みを助長してしまいます。それらの筋肉には、トリガーポイント(しびれや痛みの引き金となる筋肉のポイント)というものができ、その筋肉のポイントを押すと、しびれや痛みのでているところに、ジワーっと響く感じがあります。その筋肉の緊張を緩和させることでしびれや痛みが改善されます。
脊柱管狭窄症の症状の原因となる筋肉は、腰やお尻・脚の筋肉の中で、10種類程度あります。
その中でも、脊柱管狭窄症の症状の原因となる代表的な筋肉を紹介します。

多裂筋(多裂筋)

腰部の多裂筋のイラスト

多裂筋は、首から腰の背骨の際、骨盤にまで付いている筋肉です。
腰の下の方の背骨の際から骨盤の上(画像の『ポイント』)にトリガーポイントができやすいです。

多裂筋の『ポイント』(腰の下の方の背骨の際から骨盤の上)にトリガーポイントができる原因

  • 重い物を持ち上げるときに、腰を反らすと、『ポイント』の部分にある筋肉が緊張する。

  • 歩くときに、腰が後ろに反り過ぎていると、『ポイント』の部分にある筋肉が緊張する。

などの原因があります。

中殿筋(ちゅうでんきん)

中殿筋のイラスト

中殿筋は、腰に近いお尻の上の方から出て、お尻の外側の骨の出っ張りに付いている大きな筋肉です。
腰に近いお尻の上の方(画像の『ポイント1』)・お尻の外側(画像の『ポイント2』)にトリガーポイントができやすいです。

中殿筋の『ポイント1』(腰に近いお尻の上の方)・『ポイント2』(お尻の外側)にトリガーポイントができる原因

  • 立っているときに片方の足だけに体重をかけて立っていると、体重をかけている側の『ポイント1』『ポイント2』の部分の筋肉が緊張する。

などの原因があります。

梨状筋(りじょうきん)

梨状筋と坐骨神経のイラスト

梨状筋は、お尻の中央寄りから出て、お尻の外側の骨の出っ張りに付いている細長い筋肉です。
お尻の中央と外側の骨の出っ張りの中間(画像の『ポイント』)にトリガーポイントができやすいです。

梨状筋の『ポイント』(お尻の中央と外側の骨の出っ張りの中間)にトリガーポイントができる原因

  • 立っているときや歩いているときに、腰が前に曲がっていると、梨状筋に力が入り、『ポイント』の部分にある筋肉が緊張する。

などの原因があります。

腓骨筋(ひこつきん)

腓骨筋のイラスト

腓骨筋は、膝の外側の少し下にある骨の出っ張りから出て、下に伸びて外くるぶしの裏を通り、外くるぶしの斜め前の下の骨の出っ張りや足の裏に付いている筋肉です。
膝の外側の少し下にある骨の出っ張りの少し下(画像の『ポイント1』)・外くるぶしの少し上(画像の『ポイント2』)にトリガーポイントができやすいです。

腓骨筋の『ポイント1』(膝の外側の少し下にある骨の出っ張りの少し下)『ポイント2』(外くるぶしの少し上)にトリガーポイントができる原因

  • 歩くときに、腰が前に曲がっていると、脚の外側に重心がかかるようになり、『ポイント』の部分にある筋肉が緊張する。

などの原因があります。

脊柱管狭窄症の整体・マッサージ

施術方法

腰のマッサージをしている整体師の写真

上記の脊柱管狭窄症の症状の原因となる代表的な筋肉や、その筋肉を含む10種類程度ある脊柱管狭窄症の症状の原因となる筋肉の中から、問診や触診により、脊柱管狭窄症の原因になっているトリガーポイント(痛みの引き金となる筋肉のポイント)を的確に見つけ出します。
そしてその筋肉に、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、脚のしびれや痛みのでているところにジワーっと響くらいで、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、脚のしびれや痛みが軽減されます。
患者様によって快適に感じるマッサージの強さが違うため、患者様とコミュニケーションを取りながら、一人一人に合ったマッサージを提供することが大切です。

腰・お尻・脚のマッサージは、基本的にはうつ伏せの姿勢でマッサージします。しかし、脊柱管狭窄症の症状が強くてうつ伏せになれない人は、症状がででいる脚を上にした横向きの姿勢でマッサージします。
施術者は親指を使ってマッサージし、腰やお尻・脚のどの筋肉を押しているのかを意識しながら施術します。
細かい筋肉を意識しながら施術することで効率良く症状を改善させることができます。

施術頻度

施術の頻度は症状によって異なります。

  • 症状が強い場合は、初めは週に2・3回施術できるといいです。

  • 症状が軽い場合は、初めは週に1回施術できるといいです。

施術を続けると症状が改善してくるので、経過をみながら施術の頻度を少なくしていきます。

当院では、整体・マッサージの施術時間を10分 1,800円〜、時間を自由に決めることができ、施術時間を+10分延ばすごとに、+1,800円で施術します。

鍼灸治療を併用して施術効果を高める

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。
鍼は、整体・マッサージでは届かない身体の奥の筋肉に直接アプローチができ、より筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、鎮痛効果が期待できます。
お灸は、熱刺激で温めることによって、より血流が良くなります。
患者様と相談をしながら、整体・マッサージのみで施術をするか、鍼やお灸も併用して施術をするかを決めていきます。

当院では鍼の自費施術は、本数を1~5本 1,800円〜、本数を自由に決めることができ、本数を+2本増やすごとに、+900円で施術します。
お灸の自費施術は、8個まで 1,800円~、個数を自由に決めることができ、個数を+1個増やすごとに、+200円で施術します。
鍼とお灸は続けて施術をする場合、健康保険を使って施術することができます。健康保険を使うことで、自費施術よりも料金を安く抑えることができます。

まとめ

以上のことから、脊柱管狭窄症を予防する方法は、原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、腰やお尻・脚に負担がかからない動作や姿勢を理解することが大切です。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった予防方法を見つけることが大切です。

脊柱管狭窄症の症状の原因となる筋肉は、腰やお尻・脚の筋肉の中で、10種類程度あります。
脊柱管狭窄症の症状の原因となっている筋肉を見つけ出し、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、脚のしびれや痛みのでているところにジワーっと響くらいで、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、脚のしびれや痛みが軽減されます。
施術の頻度は症状によって異なります。

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。

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