モートン病は、整体・マッサージが症状の改善に効果的な施術方法です。
消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながらマッサージのように、モートン病の原因となっている足の裏の神経の部分を指で押して、痛みで敏感になっている神経の作用と炎症を抑えるような施術が効果的です。
痛みで敏感になっている神経の両脇にある指の骨を動かす運動療法も併せて行うと効果的です。
また、モートン病が起こる原因を理解し、その原因を改善することも、整体・マッサージの施術を受けるのと同時に大切なことです。
モートン病の症状とメカニズム
モートン病は、歩くときに足の裏に体重を乗せると足の裏のつま先に近いあたりに痛みを伴います。足の中指と薬指の間の指の始まりよりも少しかかと寄りが痛みます。
症状が軽い場合は、歩くときに足の裏に体重を乗せると少し違和感がでるくらいです。
症状が強い場合は、歩くときに足の裏に体重を乗せると痛みで足を引きずるようになります。
モートン病は、足の裏に体重の重みがかかることで足の裏の神経を刺激し、神経が炎症を起こして神経にコブのようなものができてしまいます。歩いたときに足の裏に体重を乗せると神経にできたコブを刺激して痛みを伴います。
主に、足の中指と薬指の間の指の始まりよりも少しかかと寄りに神経のコブができやすいですが、足の人差し指と中指の間にも神経のコブができることがあります。
モートン病の原因と改善方法
モートン病を改善するには原因を理解する
モートン病の原因
扁平足があり、歩くときに指先で地面を蹴るような歩き方ではなく、足の裏をペタペタと地面につけるような歩き方をしている。
歩くときに足に体重を乗せる際につま先が内側に向いて体重を乗せるため、足の裏の外側に体重の重みがかかりやすい。
ハイヒールやかかとの高い靴を履くことが多いため、足の裏の指の始まりよりも少しかかと寄りに体重の重みがかかっている。
などの原因が考えられます。
原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、足の裏の足の指の始まりよりも少しかかと寄りに負担がかからない動作や姿勢を理解することが大切です。
原因を理解できたらそれを改善する
モートン病の改善方法
扁平足があり、足の裏をペタペタと地面につけるような歩き方の人は、歩くときにかかとから着いて親指の先で蹴るように意識して歩く。
歩くときに足に体重を乗せる際につま先が内側に向いて体重を乗せる人は、つま先を若干外側に向けて体重を乗せるように意識して歩く。
ハイヒールやかかとの高い靴を履くことが多い人は、スニーカーやウォーキングシューズなどの足の裏のクッション性の高い靴を履くようにする。
などの改善方法があります。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった改善方法を見つけることが大切です。
モートン病の施術のポイント
モートン病の施術のポイントは、2つあります。
ポイント1
足の裏の中指と薬指の間の指の始まりよりも少しかかと寄りのポイントです。
ポイント2
足の裏の人差し指と中指の間の指の始まりよりも少しかかと寄りのポイントです。
モートン病の神経のコブは、指で押すとしこりのような固いものに触れることができます。しこりを指でグリッと弾くように押すと痛みを伴います。
モートン病の整体・マッサージ
施術方法
上記のモートン病の2つの施術のポイントから、問診や触診により、モートン病の原因になっているポイントを的確に見つけ出します。
そしてそのポイントにある神経のコブを親指で押して、揉むようにして、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。その際に、消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながらマッサージします。そうすると、敏感になっていた神経の働きが軽減され、炎症が治まり、痛みが軽減されます。
患者様によって快適に感じるマッサージの強さが違うため、患者様とコミュニケーションを取りながら、一人一人に合ったマッサージを提供することが大切です。
また、マッサージと併せて足の指と指の間を動かす運動療法も行います。
モートン病でできた神経のコブの両脇にある指の骨を上下に動かして関節の動きを良くします。そうすると、足の裏に体重をかけたときに、神経のコブが刺激されにくくなり、痛みが軽減されます。
施術頻度
施術の頻度は症状によって異なります。
症状が強い場合は、初めは週に2・3回施術できるといいです。
症状が軽い場合は、初めは週に1回施術できるといいです。
施術を続けると症状が改善してくるので、経過をみながら施術の頻度を少なくしていきます。
当院では、整体・マッサージの施術時間を10分 1,800円〜、時間を自由に決めることができ、施術時間を+10分延ばすごとに、+1,800円で施術します。
テーピングで足の形を矯正する
痛みが強く、歩き方やハイヒールの履き過ぎで扁平足になったり、モートン病が起こる神経の場所が刺激されやすい足の形になっている場合は、テーピングをして足の形を矯正します。そうすることによって、痛みを感じにくくなり、症状の改善が早くなります。
当院では、テープを使った長さにより、100円~500円で施術します。
鍼灸治療を併用して施術効果を高める
整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。
鍼は、整体・マッサージでは届かない身体の奥の神経に直接アプローチができ、より敏感になった神経の働きが軽減され、血流が良くなり、鎮痛効果が期待できます。
お灸は、熱刺激で温めることによって、より血流が良くなります。
患者様と相談をしながら、整体・マッサージのみで施術をするか、鍼やお灸も併用して施術をするかを決めていきます。
当院では鍼の自費施術は、本数を1~5本 1,800円〜、本数を自由に決めることができ、本数を+2本増やすごとに、+900円で施術します。
お灸の自費施術は、8個まで 1,800円~、個数を自由に決めることができ、個数を+1個増やすごとに、+200円で施術します。
鍼は続けて施術をする場合、健康保険を使って施術することができます。健康保険を使うことで、自費施術よりも料金を安く抑えることができます。
まとめ
以上のことから、モートン病を治す近道は、原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、足の裏の足の指の始まりよりも少しかかと寄りに負担がかからない動作や姿勢を理解することが大切です。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった改善方法を見つけることが大切です。
モートン病の施術のポイントは、2つあります。
モートン病の原因となっているポイントを見つけ出し、そのポイントにある神経のコブを親指で押して、揉むようにして、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。その際に、消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながらマッサージします。そうすると、敏感になっていた神経の働きが軽減され、炎症が治まり、痛みが軽減されます。
また、マッサージと併せて足の指と指の間を動かす運動療法も行います。
モートン病でできた神経のコブの両脇にある指の骨を上下に動かして関節の動きを良くします。そうすると、足の裏に体重をかけたときに、神経のコブが刺激されにくくなり、痛みが軽減されます。
施術の頻度は症状によって異なります。
扁平足やモートン病が起こる神経の場所が刺激されやすい足の形になっている場合は、テーピングをして足の形を矯正します。
整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。
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