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肩・首・頭の症状・疾患

頭痛の原因と整体・マッサージ

頭痛は、整体・マッサージが症状の改善に効果的な施術方法です。
主に、マッサージのように、頭痛の原因になっている緊張している筋肉を指で押して、筋肉の緊張を緩めるような施術が効果的です。
また、頭痛が起こる原因を理解し、その原因を改善することも、整体・マッサージの施術を受けるのと同時に大切なことです。

頭痛の症状とメカニズム

頭痛の男性のイラスト

頭痛の種類は、主に3つあります。

  • 1つ目は、緊張型頭痛です。
    肩こりで首や肩の筋肉が緊張することで引き起こされる頭痛です。人によって症状の現れる場所が異なり、後頭部・側頭部・前頭部・目の奥などに、ズーンと重い痛みを伴うのが特徴です。頭痛の大半の原因は緊張型頭痛です。

  • 2つ目は、偏頭痛です。
    頭にある血管が拡張して血液量が急激に増えることで頭痛がでます。側頭部に脈拍に合わせて、ズキンズキンと拍動性の痛みを伴い、目の前が急に光が当たったかのようにチカチカするなどの症状がでる場合もあります。

  • 3つ目は、群発頭痛です。
    群発頭痛が起こる原因は詳しくわかっていません。目の奥がえぐられるような激しい痛みを伴うのが特徴です。3つある頭痛の原因の中では、一番発症の割合は少ないです。

偏頭痛と群発頭痛が疑われる場合は、一度医療機関で検査したほうがいいです。患者様の症状を確認しながら必要な場合は、医療機関を御紹介します。
頭痛の原因の大半である、肩こりが原因で起こる緊張型頭痛は、整体・マッサージが効果的です。
また、ある程度持続的な痛みを伴う頭痛とは異なる、後頭神経痛という疾患もあります。後頭神経痛は、首を横に傾けた時や振り向いたときに一瞬、後頭部や耳の後ろズキンという鋭い痛みが起こります。

肩こり・後頭神経痛の原因と整体・マッサージは、別のページで紹介しています。 
このページではこの先、緊張型頭痛について詳しく紹介します。

緊張型頭痛の原因と改善方法

緊張型頭痛を治す近道は原因を理解する

緊張型頭痛の原因

  • 長時間のデスクワークで猫背になるなどの不良姿勢を続けることが多い。

  • スマホなどの画面を見る時間が長い。

  • 重い荷物を手で持ったり、肩にかけることが多い。

  • 上を向く作業が多く、首の筋肉が緊張する。

などの原因が考えられます。
原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、首や肩の筋肉が緊張しない姿勢や動作を理解することが大切です。

原因を理解できたらそれを改善する

緊張型頭痛の改善方法

  • デスクワークのときの、椅子や机の高さを調整して、猫背などの不良姿勢にならないようにする。

  • スマホなどの画面を見るときは、下を向いて画面を見るのではなく、目線の高さに画面を持ってきて、肩や首に負担がかからないようにする。

  • 重い荷物を手に持ったり、片方の肩にかけるのではなく、リュックに入れて両肩でバランス良く持つようにする。または、キャリーバッグに入れて肩に負担がかからないようにする。

  • 上を向く作業が多い方は、上を向くことで首の後ろの筋肉が収縮して緊張した状態になっています。
    ですので、逆に頭を下や斜め下に向けたりして、首の後ろの筋肉をストレッチのように伸ばして、首の筋肉の緊張をリセットする。

などの改善方法があります。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった改善方法を見つけることが大切です。

緊張型頭痛の原因となる筋肉

緊張型頭痛では、肩や首の筋肉にトリガーポイント(痛みの引き金となる筋肉のポイント)というものができ、その筋肉のポイントを押すと、頭痛のでているところに、ジワーっと響く感じがあります。その筋肉の緊張を緩和させることで頭痛が改善されます。
緊張型頭痛の症状の原因となる筋肉は、肩や首の筋肉の中で、6種類あります。
その中でも、緊張型頭痛の症状の原因となる代表的な筋肉を紹介します。

僧帽筋(そうぼうきん)

僧帽筋のイラスト

僧帽筋は、首から肩の上・背中まである、広範囲を占める大きな筋肉です。
画像の『ポイント』(肩の上)は主に、側頭部の頭痛の原因になります。

僧帽筋の『ポイント』(肩の上)がトリガーポイントとなる頭痛の原因

  • デスクワークのときに自然と肩をすくめた姿勢になり、肩の上に力が入ってしまうことで、『ポイント』の部分にある筋肉が緊張する。

  • 重い荷物を手で持ったり、肩にかけることが多いと、荷物の重みに耐えるために『ポイント』の部分にある筋肉が緊張する。

などの原因があります。

頭板状筋(とうばんじょうきん)

頭板状筋の画像

頭板状筋は、首にある頚椎の下部から斜め上に伸びて、頭蓋骨に付いている筋肉です。
画像の『ポイント』(首の真後ろよりも少し外側)は主に、側頭部の頭痛・前頭部の頭痛の原因になります。

頭板状筋の『ポイント』(首の真後ろよりも少し外側)がトリガーポイントとなる頭痛の原因

  • スマホを見るときに下を向いて画面を見ると『ポイント』の部分にある筋肉が常に引っ張られて伸ばされた状態になり、硬くなる。

  • パソコンの画面を見るときに猫背の姿勢になると、首を前に突き出した状態になります。
    横から見ると頭が肩よりも前に出ている姿勢になることで、『ポイント』の部分にある筋肉が常に収縮して緊張する。

などの原因があります。

後頭下筋群(こうとうかきんぐん)

後頭下筋群のイラスト

後頭下筋群は、首にある頚椎の上部と頭蓋骨の境目にある筋肉です。身体の表面からは触れることが難しい、奥深いところにあります。左右合わせて8つの小さな筋肉が密集しています。
画像の『ポイント1』『ポイント2』(首と頭蓋骨の境目)は主に、後頭部の頭痛・目の奥の重い痛みの原因になります。

後頭下筋群の『ポイント1』『ポイント2』(首と頭蓋骨の境目)がトリガーポイントとなる頭痛の原因

  • パソコンの画面を見るときに猫背の姿勢になると、首を前に突き出した状態になります。
    その状態で首を反って顎を前に出した姿勢になることで、『ポイント1』『ポイント2』の部分にある筋肉が緊張する。

  • 上を向く作業が多いため、『ポイント1』『ポイント2』の部分にある筋肉が収縮して緊張する。

などの原因があります。

緊張型頭痛の整体・マッサージ

施術方法

上記の緊張型頭痛の原因となる代表的な筋肉や、その筋肉を含む6種類ある緊張型頭痛の原因となる筋肉の中から、問診や触診により、緊張型頭痛の原因になっているトリガーポイント(痛みの引き金となる筋肉のポイント)を的確に見つけ出します。
そしてその筋肉に、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、頭痛のでているところにジワーっと響くらいで、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、頭痛が軽減されます。
患者様によって快適に感じるマッサージの強さが違うため、患者様とコミュニケーションを取りながら、一人一人に合ったマッサージを提供することが大切です。

肩の上のマッサージは、基本的にはうつ伏せの姿勢でマッサージします。妊婦さんやうつ伏せになることができない内臓疾患をお持ちの方などは、横向きの姿勢でマッサージします。
施術者は親指を使ってマッサージし、肩の上のどの筋肉を押しているのかを意識しながら施術します。

首のマッサージは、仰向けでマッサージします。
首の筋肉は、肩の上の筋肉よりも一つ一つの筋肉が細く、何種類もの細かい筋肉が密集しているため、施術者は親指よりも細い、中指か人差し指を使ってマッサージします。
細かい筋肉を意識しながら施術することで効率良く症状を改善させることができます。

施術頻度

施術の頻度は症状によって異なります。

  • 症状が強い場合は、初めは週に2・3回施術できるといいです。

  • 症状が軽い場合は、初めは週に1回施術できるといいです。

施術を続けると症状が改善してくるので、経過をみながら施術の頻度を少なくしていきます。

当院では、整体・マッサージの施術時間を10分 1,800円〜、時間を自由に決めることができ、施術時間を+10分延ばすごとに、+1,800円で施術します。

鍼灸治療を併用して施術効果を高める

肩と首の鍼治療の写真

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。
鍼は、整体・マッサージでは届かない身体の奥の筋肉に直接アプローチができ、より筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、鎮痛効果が期待できます。
お灸は、熱刺激で温めることによって、より血流が良くなります。
患者様と相談をしながら、整体・マッサージのみで施術をするか、鍼やお灸も併用して施術をするかを決めていきます。

当院では鍼の自費施術は、本数を1~5本 1,800円〜、本数を自由に決めることができ、本数を+2本増やすごとに、+900円で施術します。
お灸の自費施術は、8個まで 1,800円~、個数を自由に決めることができ、個数を+1個増やすごとに、+200円で施術します。
鍼とお灸は続けて施術をする場合、健康保険を使って施術することができます。健康保険を使うことで、自費施術よりも料金を安く抑えることができます。

まとめ

以上のことから、緊張型頭痛を治す近道は、症状が現れた原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、首や肩の筋肉が緊張しない姿勢や動作を理解することが大切です。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった改善方法を見つけることが大切です。

緊張型頭痛の原因となる筋肉は、肩や首の筋肉の中で、6種類あります。
緊張型頭痛の原因となっている筋肉を見つけ出し、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、頭痛のでているところにジワーっと響くらいで、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、頭痛が軽減されます。
施術の頻度は症状によって異なります。

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼やお灸が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼・お灸を併用して施術をするとより効果があります。

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