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顔・耳・めまいの症状・疾患

めまいの原因と整体・マッサージ

めまいは、整体・マッサージが症状の改善に効果的な施術方法です。
主に、マッサージのように、めまいの原因となっている緊張している筋肉を指で押して、筋肉の緊張を緩めるような施術が効果的です。
また、めまいが起こる原因を理解し、その原因を改善することも、整体・マッサージの施術を受けるのと同時に大切なことです。

めまいの症状とメカニズム

めまいの男性のイラスト

めまいが起こるメカニズムはいくつかありますが、代表的なめまいを3種類紹介します。

  • 1つ目は、頚性めまいです。
    頚性めまいは、肩こりなどで首の筋肉が緊張することで起こるめまいです。首の筋肉が緊張すると、首の奥に通っている血管が圧迫され、血流が悪くなります。その血管は、脳や耳の奥の平衡感覚を感知する器官に繋がっているため、血流が悪くなることでめまいが引き起こされます。ぐるぐると目の前が回転するようなめまいではなく、フワーっと目の前が浮いているような、浮遊性のめまいが特徴です。

  • 2つ目は、メニエール病です。
    メニエール病は、耳の奥の内耳という平衡感覚を感知する器官があるところに、リンパ液のむくみができることで平衡感覚が乱れ、ぐるぐると目の前が回るような回転性のめまいや、難聴、耳鳴り、耳閉感を伴います。

  • 3つ目は、良性発作性頭位めまい症です。
    良性発作性頭位めまい症は、内耳という平衡感覚を感知する器官の中の一部に耳石(カルシウムの粒)とういものがくっついているのですが、それが剥がれてしまうことで平衡感覚が乱れ、ぐるぐると目の前が回るような回転性のめまいを起こします。

回転性のめまいを伴う、メニエール病と良性発作性頭位めまい症は、一度耳鼻科などの医療機関で検査を受けたほうがいいです。患者様の症状を確認しながら必要な場合は、医療機関を御紹介します。医療機関で処方される薬などの治療をしながら、整体・マッサージの施術を受けることをおすすめします。
頚性めまいは、医療機関での治療を併用しなくても、整体・マッサージの施術だけでも効果的です。

頚性めまいの原因にもなる、肩こり・メニエール病の原因と整体・マッサージは、別のページで紹介しています。
この先は、頚性めまいについて詳しく紹介します。

頚性めまいの原因と改善方法

頚性めまいを治す近道は原因を理解する

頚性めまいの原因

  • 長時間のデスクワークで首の筋肉が緊張する。

  • スマホなどの画面を見る時間が長い。

  • 上を向く作業が多く、首の筋肉が緊張する。

などの原因が考えられます。
原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、首の筋肉が緊張しない姿勢や動作を理解することが大切です。

原因を理解できたらそれを改善する

頚性めまいの改善方法

  • デスクワークのときの、椅子や机の高さを調整して、猫背などの不良姿勢にならないようにする。

  • スマホなどの画面を見るときは、下を向いて画面を見るのではなく、目線の高さに画面を持ってきて、首に負担がかからないようにする。

  • 上を向く作業が多くて首が緊張する方は、上を向くことで首の後ろの筋肉が収縮した状態になっています。
    ですので、逆に頭を下に向けたり、斜め下に向けたりして、首の後ろの筋肉をストレッチのように伸ばして、首の筋肉の緊張をリセットする。

などの改善方法があります。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった改善方法を見つけることが大切です。

頚性めまいの原因となる筋肉

頚性めまいの症状の原因となる筋肉は、首の筋肉の中で、3種類あります。

頭半棘筋(とうはんきょくきん)

頭半棘筋のイラスト

頭半棘筋は、首の少し下の背骨からまっすぐ首にある頚椎に沿って上に伸び、頭蓋骨に付いている筋肉です。
頭半棘筋の下には、耳の奥にある内耳という平衡感覚を感知する器官に血液を送る血管が通っているので、頭半棘筋が緊張すると血液の流れが悪くなり、頚性めまいの症状の原因になります。

頭半棘筋が元となるめまいの原因

  • パソコンの画面を見るときに猫背の姿勢になると、首を前に突き出した状態になります。
    その状態で首を反って顎を前に出した姿勢になることで、頭半棘筋が収縮して緊張する。

  • 上を向く作業が多いため、頭半棘筋が収縮して緊張する。

などの原因があります。

頭板状筋(とうばんじょうきん)

頭板状筋のイラスト

頭板状筋は、首にある頚椎の下部から斜め上に伸びて、頭蓋骨に付いている筋肉です。
頭板状筋の下にも、内耳に血液を送る血管が通っているので、頭板状筋が緊張すると血液の流れが悪くなり、頚性めまいの症状の原因になります。

頭板状筋が元となるめまいの原因

  • スマホを見るときに下を向いて画面を見ると頭板状筋が常に引っ張られて伸ばされた状態になり、硬くなる。

  • パソコンの画面を見るときに猫背の姿勢になると、首を前に突き出した状態になります。
    横から見ると頭が肩よりも前に出ている姿勢になることで、頭板状筋が常に収縮して緊張する。

などの原因があります。

後頭下筋群(こうとうかきんぐん)

後頭下筋群のイラスト

後頭下筋群は、首にある頚椎の上部と頭蓋骨の境目にある筋肉です。身体の表面からは触れることが難しい、奥深いところにあります。左右合わせて8つの小さな筋肉が密集しています。
後頭下筋の下にも、内耳に血液を送る血管が通っているので、後頭下筋が緊張すると血液の流れが悪くなり、頚性めまいの症状の原因になります。

後頭下筋群が元となるめまいの原因

  • パソコンの画面を見るときに猫背の姿勢になると、首を前に突き出した状態になります。
    その状態で首を反って顎を前に出した姿勢になることで、後頭下筋群が収縮して緊張する。

  • 上を向く作業が多いため、後頭下筋群が収縮して緊張する。

などの原因があります。

めまいの整体・マッサージ

施術方法

上記の頚性めまいの原因となる3つの筋肉の中から、問診や触診により、頚性めまいの原因になっている筋肉を的確に見つけ出します。
そしてその筋肉に、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、めまいが軽減されます。
患者様によって快適に感じるマッサージの強さが違うため、患者様とコミュニケーションを取りながら、一人一人に合ったマッサージを提供することが大切です。

首のマッサージは、仰向けでマッサージします。
首の筋肉は、一つ一つの筋肉が細く、何種類もの細かい筋肉が密集しているため、施術者は、細かい筋肉を判別して押すことができる、中指か人差し指を使ってマッサージします。
細かい筋肉を意識しながら施術することで効率良く症状を改善させることができます。

施術頻度

施術の頻度は症状によって異なります。

  • 症状が強い場合は、初めは週に2・3回施術できるといいです。

  • 症状が軽い場合は、初めは週に1回施術できるといいです。

施術を続けると症状が改善してくるので、経過をみながら施術の頻度を少なくしていきます。

当院では、整体・マッサージの施術時間を10分 1,800円〜、時間を自由に決めることができ、施術時間を+10分延ばすごとに、+1,800円で施術します。

鍼治療を併用して施術効果を高める

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼を併用して施術をするとより効果があります。
鍼は、整体・マッサージでは届かない身体の奥の筋肉に直接アプローチができ、より筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなります。
患者様と相談をしながら、整体・マッサージのみで施術をするか、鍼も併用して施術をするかを決めていきます。

当院では鍼の自費施術は、本数を1~5本 1,800円〜、本数を自由に決めることができ、本数を+2本増やすごとに、+900円で施術します。
鍼は続けて施術をする場合、健康保険を使って施術することができます。健康保険を使うことで、自費施術よりも料金を安く抑えることができます。

まとめ

以上のことから、頚性めまいを治す近道は、症状が現れた原因をしっかりと見極め、改善できるところは改善して、首の筋肉が緊張しない姿勢や動作を理解することが大切です。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった改善方法を見つけることが大切です。

頚性めまいの原因となる筋肉は、首の筋肉の中で、3種類あります。
頚性めまいの原因となっている筋肉を見つけ出し、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、血流が良くなり、めまいが軽減されます。
施術の頻度は症状によって異なります。

整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼を併用して施術をするとより効果があります。

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