ふくらはぎの肉離れは、整体・マッサージが症状の改善に効果的な施術方法です。
主に、消炎鎮痛の効果がある塗り薬を塗りながらマッサージのように、ふくらはぎの緊張している筋肉を指で押して、筋肉の緊張を緩めて、損傷した筋肉の炎症を抑える施術が効果的です。
また、ふくらはぎの肉離れが起こる原因を理解し、その原因を予防することも、整体・マッサージの施術を受けるのと同時に大切なことです。
ふくらはぎの肉離れの症状とメカニズム
ふくらはぎの肉離れは、
スポーツで走ったときに、ふくらはぎにズキッと痛みを感じ、肉離れを起こす。
道を歩いているときに、小走りをしようとして急に走り出した瞬間に、ふくらはぎにズキッと痛みを感じ、肉離れを起こす。
などの状況で肉離れを起こします。
元々ふくらはぎの筋肉が張っていると感じていた人や、自覚症状がなくてもふくらはぎの筋肉が張っていた人が肉離れを起こしやすいです。
ふくらはぎの筋肉が張っていると、筋肉の柔軟性がなくなり、走ったときに、ふくらはぎの筋肉が引き伸ばされる力が加わったときに、その力にふくらはぎの筋肉が耐えられなくなって、筋肉が部分的に損傷します。
筋肉の損傷の程度によって症状が異なります。
筋肉の損傷が軽いと、症状も軽いです。
ふくらはぎの肉離れを起こした方の足に体重をかけると、少し痛みがでます。筋肉の損傷が強いと、症状も強いです。
痛みでふくらはぎの肉離れを起こした方の足に体重をかけることができません。
筋肉の損傷により、腫れや熱感を伴います。また、筋肉の損傷部位に内出血がでて、日にちが経つと重力の関係で、ふくらはぎの内出血が足首周りまで広がります。
ふくらはぎは肉離れが起きやすい部位ですが、太ももの裏側も肉離れが起きやすい部位です。
太ももの肉離れの原因と整体・マッサージは、別のページで紹介しています。
ふくらはぎの肉離れの原因と改善方法
ふくらはぎの肉離れを予防するには原因を理解する
ふくらはぎの肉離れの原因
走ったり、ジャンプをするスポーツをしていて、ふくらはぎの筋肉が張っていた。
冬の寒さで足元が冷えたり、夏のクーラーで足元が冷えて、ふくらはぎの筋肉が張っていた。
立ち仕事が多く、立つときにふくらはぎの筋肉を使っていて張っていた。
などの原因が考えられます。
原因をしっかりと見極め、予防できるところは予防して、ふくらはぎの筋肉が張らない方法を理解することが大切です。
原因を理解できたらそれを予防する
ふくらはぎの肉離れの予防方法
走ったり、ジャンプをするスポーツをしていて、ふくらはぎの筋肉が張る場合は、スポーツの前後に、必ずふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチを入念に行う。
冬の寒さで足元が冷えて、ふくらはぎの筋肉が張る場合は、足元が冷えないように厚手のスボンを履いたり、ズボンの下にタイツを履いたりする。
また、お風呂の湯船に長く浸かって足元を温める。夏のクーラーで足元が冷えて、ふくらはぎの筋肉が張る場合は、短パンなどのふくらはぎを露出する格好ではなく、ふくらはぎが隠れるような格好にする。
また、夏の暑い日でもお風呂の湯船に浸かるようにする。立ち仕事が多い場合は、立つ姿勢を維持するためにふくらはぎの筋肉がずっと収縮した状態になり、筋肉が張ってきます。
ですので、筋肉の収縮だけではなく、筋肉が伸び縮みするようなウォーキングやジョギングなどの運動を適度にする。
などの予防方法があります。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった予防方法を見つけることが大切です。
ふくらはぎの肉離れの原因となる筋肉
ふくらはぎの肉離れの原因となる筋肉は、2種類あります。
基本的に、ふくらはぎの内側にある筋肉が肉離れを起こします。
腓腹筋の内側頭(ひふくきんのないそくとう)
腓腹筋の内側頭は、膝裏の内側の少し上から出て、ふくらはぎの内側を通って、途中でアキレス腱に変わり、かかとに付いている筋肉です。
ふくらはぎの中間部あたりの内側の肉離れ(画像の『ポイント』)の原因になります。
ふくらはぎの肉離れのほとんどが腓腹筋の内側頭の肉離れです。
ヒラメ筋
ヒラメ筋は、膝裏の少し下から出て、ふくらはぎの内側と外側の両方を通り、途中でアキレス腱に変わり、かかとに付いている筋肉です。腓腹筋の下にある大きな筋肉です。
ふくらはぎの中間部より下の内側の肉離れ(画像の『ポイント』)の原因になります。
ヒラメ筋の肉離れは、ほとんど起こりませんが稀にあります。
ふくらはぎの肉離れの整体・マッサージ
施術方法
上記のふくらはぎの肉離れの原因となる2種類の筋肉の中から、問診や触診により、ふくらはぎの肉離れの原因になっている筋肉を的確に見つけ出します。
そしてその筋肉に、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。ふくらはぎの肉離れの場合は、炎症が起き、痛みに敏感になっているため、消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながら弱い刺激でマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、炎症が治まり、痛みが軽減されます。
患者様によって快適に感じるマッサージの強さが違うため、患者様とコミュニケーションを取りながら、一人一人に合ったマッサージを提供することが大切です。
ふくらはぎのマッサージは、基本的にはうつ伏せの姿勢でマッサージします。妊婦さんやうつ伏せになることができない内臓疾患をお持ちの方などは、痛い方のふくらはぎを下にした横向きの姿勢でマッサージします。
施術者は親指を使ってマッサージし、ふくらはぎのどの筋肉を押しているのかを意識しながら施術します。
細かい筋肉を意識しながら施術することで効率良く症状を改善させることができます。
炎症が強い場合は、アイシングをして熱感や腫れを抑えます。
施術頻度
施術の頻度は症状によって異なります。
症状が強い場合は、初めは毎日続けて施術できるといいです。
症状が軽い場合は、初めは1日おきに施術できるといいです。
施術を続けると症状が改善してくるので、経過をみながら施術の頻度を少なくしていきます。
症状が軽い場合だと、1週間程で症状が改善されます。
症状が強く、熱感や腫れ・内出血などの炎症が強い場合は、症状の改善に1か月程かかります。
当院では、整体・マッサージの施術時間を10分 1,800円〜、時間を自由に決めることができ、施術時間を+10分延ばすごとに、+1,800円で施術します。
テーピングでふくらはぎの筋肉を補強する
痛みが強く、熱感や腫れ・内出血などの炎症が強い場合は、テーピングをすることでふくらはぎの肉離れを起こした筋肉の働きを補うことができ、症状の改善が早くなります。
当院では、テープを使った長さにより、100円~500円で施術します。
鍼治療を併用して施術効果を高める
整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼を併用して施術をするとより効果があります。
鍼は、整体・マッサージでは届かない身体の奥の筋肉に直接アプローチができ、より筋肉の緊張が緩和され、鎮痛効果が期待できます。
患者様と相談をしながら、整体・マッサージのみで施術をするか、鍼も併用して施術をするかを決めていきます。
当院では鍼の自費施術は、本数を1~5本 1,800円〜、本数を自由に決めることができ、本数を+2本増やすごとに、+900円で施術します。
鍼は続けて施術をする場合、健康保険を使って施術することができます。健康保険を使うことで、自費施術よりも料金を安く抑えることができます。
まとめ
以上のことから、ふくらはぎの肉離れの予防方法は、原因をしっかりと見極め、予防できるところは予防して、ふくらはぎの筋肉が張らない方法を理解することが大切です。
ご自身でいろいろと試しながら、自分にあった予防方法を見つけることが大切です。
ふくらはぎの肉離れの原因となる筋肉は、2種類あります。
ふくらはぎの肉離れの原因となっている筋肉を見つけ出し、筋肉の繊維に対して垂直でまっすぐに指をあて、筋肉の繊維を傷つけないように、「痛気持ちいい」と感じる快適圧で押してマッサージします。ふくらはぎの肉離れの場合は、炎症が起き、痛みに敏感になっているため、消炎鎮痛の効果のある塗り薬を塗りながら弱い刺激でマッサージします。そうすると、筋肉の緊張が緩和され、炎症が治まり、痛みが軽減されます。
施術の頻度は症状によって異なります。
炎症が強い場合は、アイシングをして熱感や腫れを抑えます。
痛みが強く、熱感や腫れ・内出血などの炎症が強い場合は、テーピングをします。
整体・マッサージだけでも効果はありますが、鍼が苦手でなければ、整体・マッサージと鍼を併用して施術をするとより効果があります。
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